土地売却で境界復元は必要か？

不動産トラブルのほとんどが隣地との境界トラブルだといいます

長年いい関係を気づいてきても、この１点だけで犬猿の仲に
なった例はいくらでもあります

那覇市でも繁多川、三原など昔からの旧住宅街などは
測量技術も機器も精度が低いもので測っていて
だいぶずれていることが多い事でしられています

 

それを踏まえて

土地又は戸建ての売買取引で
境界の明示の項目があり
売主は買主に対して境界の明示する義務がある

 

具体的には
境界票、境界杭などを基準にして
「ここからここまでが土地の範囲です」と
買主に知らせなければならない義務があります

それに伴って測量をし境界を確定する必要が出てきます

 

数十万円の負担をしたくないって事で
公簿売買で十分だから、とその時は何事もない場合でも
後から厄介なことになりかねません

 

「公簿面積」での売買も可能ではありますが
旧市街地、高坪単価地域は特に売買後のトラブルを避けるためにも
安心感を買主に与えるためにも測量後の境界標を設置すること
をおすすめします

勘違いしない様にしてほしいのは

境界塀で隣地と区別できているから大丈夫ではなく
確定測量図と境界標が設置されて初めて明示できる

 

という事です

 

【境界明示しないデメリット】
①確定面積で無いため買主の購買欲の低下につながる
②不明瞭な部分がある為に値引き交渉につながりやすい
③売買後トラブルにつながる可能性がある

 

【境界明示したメリット】
①物件情報が正確の為、買主の安心感が得られる＝成約率が上昇
②売主に対しての信頼感が増す
③正確な物件情報により高単価につながる可能性がある

 

 

因みにその境界点の復元作業は土地家屋調査士が行い
その費用（※10万～35万～）は譲渡費用として経費に算入できます

 

※金額は座標値の有無、基準点の有無、境界利害関係者の数や状況

などにより変動します